僕がレジ袋をもらわない理由

僕は基本的にレジ袋をもらいません。

理由は、「必要がないから」です。

保冷剤とか割り箸とかも同じ理由でもらいません。

必要がないからもらわない。

だから、必要がある時にはもらいます。

旅中に荷物をわけるのに必要な時とか、海や川へ遊びに行った帰りに濡れた洋服を入れるものが欲しい時とか、長距離移動中のゴミを入れる用にひとつだけもらうとかはしています。

でも、理由なくレジ袋をもらうことはありません。

だって、レジ袋が必要なのってだいたいは

買い物したあと家に帰るまでの間だけでしょ!

買い物してから車まで荷物を運ぶ時の5分ぐらいと、家に着いて台所まで運ぶための2-3分の間、ちょっと運ぶのが楽になる。

それだけのためにもらう必要ある?ほんとに?

「ちゃんと分別して捨ててるから問題ないんじゃない?」

そんなことを言う人がいるかもしれません。

日本が発表しているプラスチックのリサイクル率は84%だそうです。

すごい!さすが日本!

でもこの数字、ちょっとあやしいらしい。

日本の分別回収率=リサイクル率。

日本で分別回収されたプラスチックはリサイクルされる決まりになっているから。しかし、そのうち7割以上が燃やされているらしいです。プラスチックを燃やしてエネルギーに変えて発電する。エネルギーに変えて「再利用」しているからリサイクル。サーマルリサイクルと呼ばれているらしいです。なるほど、よくわからん。

プラスチックごみが海外に輸出されているという話も聞きます。

分別しとけばそれでいいのでしょうか?

僕はそうは思いません。

仮にリサイクル率が100%であっても使わないのが一番いい。

リサイクルにだってエネルギーを使います。

作るのにだって、運ぶのにだって。

本当に必要なら使う。必要な分だけ。

それでいいんじゃないかなって思います。

僕には、一昨年の秋に海老名で出会ったドイツ人の友人がいます。

パーキングエリアでヒッチハイクをしていた時に、たまたま同じ海老名のパーキングエリアで彼もヒッチハイクをしていて、僕に話しかけて来てくれたのがきっかけで仲良くなりました。

彼は僕の一個下(僕は早生まれなので、同じ1997年生まれ)の男の子で、学校を卒業して大学に入る前に世界を見てまわりたいということでアジアを旅している最中でした。

そんな彼と雨の中、なかなか車が止まってくれなくて二人で大変な思いをしたのもいい思い出です。

彼とは下手な英語でいろんなことを話しました。

家族のこと、将来のこと、国のこと、宗教のこと、食や文化のこと。

彼と話す中でいろんな刺激を受けましたが、最も強く覚えているのは

「僕はビニールが嫌いだ」という言葉です。

彼はビニールやプラスチックに対して「don’t like」や「dislike」ではなく、「hate」という単語を使って嫌悪感を示しました。

僕は当時からマイ箸もマイバッグも鞄にいれて持ち歩いていて、まわりよりは環境問題に対して意識を持っているつもりでしたが、彼のこの発言をきいて自分のことが恥ずかしくなりました。

彼は「どうして日本はこんなにも使わないもので溢れているんだ」と言っていました。本当にその通りだなと思います。

今、世界では1分間にペットボトルが100万本、プラスチック製レジ袋が200万枚消費されているそうです。そして、日本の1人あたりの使い捨てプラスチックごみの排出量は世界2位!(1位はアメリカ)

日本でのポリ袋の年間消費量は305億枚で、1人あたり約300枚になるそうです。

多い!多すぎる!!

でも、毎日コンビニに行く人とか、1日に何枚もレジ袋をもらう人って珍しくもなんともないよね。

日本では。そう、日本では。

これがやばい!

日本で生きていると忘れてしまうことがたくさんあります。

(日本では)あたりまえだから。農薬、添加物、働き方、、、

もう一度、立ち止まって考えてみませんか?

本当にそれが必要なのか。

自分が買うもの、もらうもの。

「あったら使うかも」「とりあえずもらっとこ」じゃなくて、本当に必要なのか?どれぐらい必要なのか?必要なくなったら、どんな風にどこへ行くのか?

少し考えてみてはくれませんか?

世界では、プラスチックごみを減らそういう動きが強まっているそうです。今年の6月には、カナダのトルドー首相が使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する考えを発表しました。

残念ながら日本にはそのような動きはあまりありません。

日本は遅れています。

社会を変えるのは難しいかもしれません。

でも、自分を変えるのは難しくても

「今」から変えられます。

どうでしょう!

僕と一緒に小さな挑戦をしてみませんか?

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